dollar sign現在アメリカの金利は30年固定だと年利3.5%、15年固定は2.875%という恐ろしいほどの低金利です。少し前までは、金利6%をものすごく安く感じたものですが。不動産の値上がり率は年5%ぐらいなので、金利として銀行に支払う額以上が含み益として手元に戻ってくるわけで、「借りないよりは借りたほうが得」な状態が続いています。

ところがアメリカの一般的な銀行やローン会社で住宅ローンを組むためには、アメリカ長期対座資格、ソーシャルセキュリティ番号、過去2年間以上同じ職業についていて収入があることが必要条件になります。日本に住んでいる普通の日本人の方がアメリカで投資物件などを買う場合、アメリカ人と同じ住宅ローンは組めません。また日本の通常の住宅ローンは海外不動産には使えません。そのため日本在住の日本人がアメリカで不動産を買うには「全現金買いしかない」と思っていらっしゃる方が多いと思います。i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i ii i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i

実はアメリカで日本在住の普通の日本人が住宅ローンを組むことは可能なのです。アメリカ政府が保障をしている普通の住宅ローンは組めませんが、民間の投資家グループなどからの資金をつかったやや特殊な「外国人向けローン(Foreign National Loans)」であれば、住宅ローンを借りることは可能です。特殊な、といってもHSBCなどの大手銀行も外国人向け住宅ローン商品を揃えていますし、怪しげな団体とかかわらなければならないわけではありません。

ローンを組むための条件はローン商品ごとで異なり、実に様々な条件のものがあります。その中で、自分の状況に合った商品を選ぶことができます。通常は頭金が30%以上必要で、ローンを払っていくのに十分な収入があることの証明が必要です。金利は普通のローンよりは数パーセント高くなります。ただ仮に6%の金利を払っても、その不動産から賃貸料などの収入があり、価値が上昇している場合は、ローンを組んで不動産を買った方が得なケースもかなりあると思います。

円とドルの為替相場も考慮する必要があります。今後円がドルに比べて下がっていくと考える場合は、今円を使ってアメリカの不動産を買うのは有利だと考えられます。ただし、毎月のローン支払額はドル建てですから、為替相場の変動に伴って支払額が変化することを頭に入れておかなければなりません。

以下はあるローン会社の外国人向けローン商品の一例です。

  • 頭金25%以上 (up to 75% LTV)
  • アメリカでのクレジットヒストリー不要
  • ソーシャルセキュリティ番号不要
  • 30年固定金利
  • 12ヶ月分のローン支払額(リザーブ)が預金されている必要あり。
  • 使える不動産は一戸建て住宅、タウンハウス、コンドミニアム、4ユニットまでのアパート不動産
  • ローン額は$75,000以上、$750,000未満

詳しくはご相談ください。まずはrealtoryukari@gmail.comまでメールをいただけると助かります。よろしくお願いいたします。