昨年末、住宅ローンの利子率が上昇、3%台の超低金利時代はひとまず終わりを告げたように思われます。今後住宅ローンの金利はどうなるのでしょうか?

 

不動産関連の専門家の意見は上記の通りです。30年固定金利ローンの金利は2017年中に4.5%~5%になるとの予測が多いようです。トランプ政権の保護貿易政策はアメリカ経済を停滞させるのではないかと考える人もいますが、大統領が一人でできることには限りがあります。今後、アメリカ経済が今と同じような景気を保つ場合は、やはり利子率の上昇は避けられないのではないでしょうか? 先日、登録していただいた方にお送りした日本語不動産ニュースレターにも書きましたが、アメリカの過去の住宅ローン利子率は6~8%です。5%はまだまだ低金利です。i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i

ローンの利子率が上昇すると、毎月のローン支払額が上昇するのはもちろんですが、為替レートへの影響も心配です。為替レートには様々な要素が複雑に影響するので、なんとも言えませんが、アメリカの金利上昇は通常はドル高円安に為替相場を動かす要素となります。ドルを持っていると高い金利が得られるので、資産をドルに換える人が増え、ドルの人気が高まるからです。今現在すでにかなりの円安ドル高になっています。

 

日本人の方で日本の円資産を頭金などに利用してアメリカで不動産購入を考えている方の場合、為替レートが支払額に大きな影響を与えます。今後は今まで以上に為替相場の動向を注視する必要があると思います。

 

特に今、仮契約中のバイヤーの方はどんなに遅くてもコンティンジェンシー期間中に資金をドルに交換した方がいいと思います。円が予想以上に下がってしまって、契約額を振り込めなくなると大変です。また近日中に不動産購入を考えていらっしゃる方は、購入資金をドルで確保することを考慮すべきだと思います。