住宅ローンを使って不動産を購入する場合、エスクローに入ってすぐローン担当者が行うのは、アプレーザル(価格査定)をオーダーすることでした。オーダーしてから、価格査定の専門家が家を実際に見に来て、完成したレポートがローン会社に届くまでは7-10日かかります。レポートが届いて初めて本格的なローンの審査が始まるのが普通です。

Freddie Macの発表によると、この住宅ローンにおける価格審査のプロセスが省略できる可能性が出てきました。Freddie’s Automated Collateral Evaluation (or ACE) というシステムを使い、既存のデータからローン会社にかかるリスクを計算、リスクが一定値より低ければ、価格査定なしでローンが下せるようになったのです。i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i

実際にこのシステムが始まるのは今年9月1日から。価格査定なしで行けるかどうかは、エスクローに入って、ローン担当者が購入価格などのデータをシステムに打ち込むまではわかりません。たぶん頭金が大きく、購入価格が周辺の似たような物件に比べて低めのものが、このシステムの対象になるのではないでしょうか。

もしもACEが適当されれば、バイヤーは通常$500ぐらいかかるアプレーザル費用が節約できます。またエスクロー期間も7-10日短縮できます。

オファーを出す前にACE適用になるのかどうかの予想が難しい点が難ですが、今後状況がよりはっきりしてきたら、頭金の大きいバイヤーは通常の30-45日エスクローではなく、20-35日エスクローなどのより良い、全現金買いバイヤーにも対抗できる条件をセラーに提示できる可能性も出てくると思います。

参考: https://www.housingwire.com/articles/41036-freddie-mac-extends-appraisal-free-mortgage-program-to-purchase-loans