Compass(コンパス)は2012年に設立され、ニューヨークに本社を置く不動産会社です。自社開発した情報テクノロジーを徹底的に活用し、顧客により良いサービスを提供することを目指しています。
創業者は、ゴールドマン・サックスでCOOをつとめたロバート・レフキン(Robert Reffkin)と、創業した会社をGoogleやTwitterに売却した経験のあるオリ・アロン(Ori Allon)。不動産エージェントの生産性向上を支援するソフトウエアを自社開発し、創業わずか8年で専属契約を結ぶ不動産エージェント12,000人超、全米に500超のオフィスを展開する大企業に急成長しました。この成長は日本のソフトバンク・ビジョン・ファンドをはじめとするCompassの未来に信頼を置く投資家による多額の投資資金によっても支えられています。
Compassは当初、2020年までに全米20の大都市で20%のマーケットシェアを獲得するという壮大な目標を掲げました。現在この目標は現実になりつつあります。2019年には112,000件の不動産取引を仲介、取引総額は約880億ドル(約9兆7千億円)でした。(2018年の売り上げは330億ドル)。