いったんプリアプルーブ(Preapproved)された住宅ローンは必ずおりるのでしょうか? 残念ながらそうとは限りません。ローンがおりなくなる最大の原因は買おうとしている家がローン会社の基準に会わない場合。査定価格が購入価格より低い、家に明らかな問題があるなどがそれにあたります。
家がローン会社の基準にあっていても、バイヤーの問題で一度プリアプルーブされたローンがおりないこともあります。ここでは、その原因トップ18を3回シリーズでお伝えしたいと思います。
1.過去の破産、フォークロージャー、ショートセールをバイヤーがローン会社に伝えていない。
クレジットヒストリーを修復する会社がこのようなバイヤーに不利になる情報がクレジットレポートに表示されないようにしていたり、エラーで過去の破産等が表示されないことがあります。それをいいことにローン会社に過去の情報を伝えていないと、ローンのプリアプルーバルはされても、その後の調査で発覚してローンがおりなくなる可能性が大です。 Please click the following link to read the rest of the article.
2.タックスリターン上のビジネス経費がローン会社に伝わっていない
ローン会社によってはタックスリターンを見ないで、プリアプルーバルしていることがあります。タックスリターン上にビジネス経費(車のマイルエージなど)がたくさん計上されている場合は、収入がその分低くなるので、当初の金額のローンが後でおりなくなることがあります。(高いローン額を簡単に許可してくれるローン会社や担当者が必ずしもいいとは限りません!)
3.サイドビジネスの存在がローン会社に伝わっていない
ネットショップなどのちょっとしたサイドビジネスも、ローンがおりるかどうかに関係します。必ず信頼できるローンオフィッサーにあらかじめ伝えておきましょう。
4.新たなクレジットカードや借金
99%のローン会社はクロージングの前日にもう一度クレジットをチェックします。プリアプルーバルが出てから新たなクレジットカードを作ったり、家具や車などをローンで買うと直前にそれがローン会社にわかってしまい、ローンがおりなくなる可能性があります。
5.実は会社のオーナーだった
自営業と普通に会社に雇用されている場合とでは、ローンの審査方法が異なります。実は働いている会社の経営者(の一人)なのに、審査を簡単にしようとしてそれをローン会社に伝えていないと、最後になってローンがおりなかったり、審査に時間がかかったりします。
6.実は親戚の会社で働いていた
親族が経営している会社で働いている場合は、その他の場合とローンの審査方法が異なります。「甥の新居購入を助けようとして、おじさんが適当な書類を作ってくれる」…などの可能性があるからです。親族が経営者の会社で働いている場合は、その事実をローン会社にあらかじめ伝えるようにしましょう。
次回は来週。お楽しみに!
(このコラムは私のブローカーDilbeck Real Estateのパートナー会社 Wintrust Mortgage のシニアローンオフィッサー、Brenda Montgomeryさん (携帯818-314-8069) からご提供いただいた情報に基づいています。)