2017年は不動産マーケットにとってどのような年になるのでしょうか?
トランプ大統領の政策が全く不透明な中、予想は非常に難しいのが現状です。アメリカの不動産情報サイトZillowは次のような予想を発表しました。(詳しくはこちらをご覧ください

1.2017年の全米不動産価格は年間3.6%上昇する。これは経済や不動産の専門家100人以上をインタビューした結果だそうです。ちなみに2016年、不動産価格は4.8%上昇しました。(上昇幅が2016年よりも低く予想されているのは、住宅ローンの利子率情報が見込まれること、すでに不動産価格がかなり上昇していることなどが理由だと考えられます。)

価格以外の予想は以下の通りです。

2.都心部や駅などの交通の要所付近における小規模な住宅開発が促進される。(郊外型よりも都心型の開発が進むとの予想です。これは若い世代のライフスタイルが変化して、過去のような郊外の大きなファミリータイプの家をかならずしも望んでいないことの反映だと思います。)I I I i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i

3.ミレニアム世代が住宅を購入し、持ち家率が上昇する。(2016年の住宅購入者のほぼ半数は初めて持ち家を購入するファーストタイムバイヤーだったとのこと。景気が回復し、若い世代の仕事や生活に余裕ができてきたため、この傾向は今後も続くと思われます。)

4.住宅の賃貸料の伸びが鈍り、所得の上昇により賃貸料の生活への負担が軽減される。(全米ではこの通りになるのかもしれませんが、ロサンゼルス都心部を見る限りは賃貸料の上昇が鈍るとは個人的には信じがたいものがあります。)

5.新築住宅の価格は上昇する。その理由は建材の価格上昇やトランプ大統領の不法移民に対する強硬な政策により建築業界を支えている移民労働力が不足するため。

6.職場に車で通勤する人の率の上昇。安い住宅を求める層は公共交通機関を利用できるエリアから押し出されてしまう。(アメリカの他の地区では公共交通機関で通勤している人もいるのですねー。車社会のロサンゼルスでは通勤ももちろん車。メトロなどの整備により、今後は公共交通機関を使って通勤する人はこれまでよりも増えるのではないでしょうか。)

みなさん、この予測は当たると思いますか?