Subject to Inspectionという言葉を聞いたことがありますか? コロナウィルスの影響で不動産の見学が制限されている今(とはいえ、空き家やオーナーが一時立ち退いている物件は見学可能)、物件の内部が自由に見れないことがあります。バーチャルツアーなどで、驚くほど内部の様子がよくわかる物件がほとんどですが、やはり自分の目で見たいバイヤー、あるいは自分の目で見て確認した人に売りたいセラーがいるのが事実。そこで役立つのが”Subject to Inspection”オファーです。

サブジェクト・インスペクション・オファーとは、簡単に言うと「バイヤーが実際に家の中を見て、納得できなかったらすぐにキャンセルすることが許されているオファー(契約案)」のことです。通常は「見学は、購入価格3%のデポジットを預ける前にさせてください」、という文言も付け加えます。i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i 

このようなオファーを出すと、普通は先方から「了解いたしました。それでは物件が見れるようになったらご連絡します。」という返事がきて、ある日このようなオファーを出したバイヤーのみが物件を見学。家の中が想像通りだったら、オファーから「納得できなかったらキャンセルします」という文言を消し、場合によっては価格も変更して出し直す、という手順になります。

今は「真剣なバイヤーにだけ家を見せたい。」と思っているセラーが多いので、家を見る前にSubject to Inspectionオファーを出してくれ、と言われることが多々あります。そのような場合は多少手間はかかりますが、特にリスクはありませんので、このようなオファーを提出するのがいいと思います。

また特に何も指定が無くても、「自分の目で見ないと契約関係=エスクローには入りたくない」と思っている場合は(・・普通そうですよね・・)、家が見れないから何もしないのではなく、バーチャルツアーなどをよく見て気に入った物件にはこのようなSubject to Inspectionオファーを出すのがいいと思います。ただ非常に気に入った物件の場合は、内部を実際には見ないで契約に入るのも私はアリだと思います。契約期間中には調査期間があり、その間の調査結果(自分の目で物件をよく見るのも調査の一つです)に基づいてキャンセルすることはできるからです。

詳しくは、お電話でご相談ください。