2013年に入ってから売り物件不足が非常に深刻な南カリフォルニアでは、いい物件には数日内に何件, いや何十件ものオファーが集まるのが現状です。しかも全米リアルター協会によると、2013年2月現在、全米の取引の32%がローンなしの全キャッシュオファーだそう。ということはほとんどどの物件にも全キャッシュがあると考えていいのではなでしょうか。

例えば今日私のオフィスでオファーを選考したグレンデール付近の物件は初めは$799,000でリスティングされましたがオファーが数日内に19件入り、それに対して$865,000でカウンターオファーが出されました。(ということは最高オファーは$65,000リスティングより高かったわけです。が、これくらい上の価格が出ても私どもエージェントは最近は全く驚かなくなっています。)

これに対して私の知人のエージェントは$870,000で返したそうですが、「これではたぶん取れない。もっと上にして欲しいとバイヤーに頼んだけども納得してもらえなかった」と嘆いていました。

去年、あるいは一昨年でも$300,000~$450,000程度の比較的低額な物件ではリスティング価格を$50,000以上上回るオファーが集まっていました。ところが2013年に入ってからは、1ミリオン程度の高額物件でもリスティング価格をはるかに上回るオファーが集まるようになっています。しかも多くのオファーの中から勝ち残るのは全キャッシュ、アプレーザルコンティンジェンシー無し、インスペクション期間5日~7日というような非常に勇敢なオファーです。時には全キャッシュ、コンティンジェンシー一切無し(オファーがアクセプトされたら基本的にはペナルティ無しではキャンセルできない)というオファーも数多く見られるようになっています。

今、家購入をお考えの方は、エージェントの意見をよく聞いて、ここ一番という時は思い切ったオファーを書きましょう!

 

次回のブログでは、このような激烈なバイヤー間競争に「勝つオファー」について書きたいと思います。