前回に引き続き、いったんプリアプルーバルされたローンがおりなくなる理由トップ18をお伝えします。今回が最終回です。

13.自分の所有している会社やLLCが所有している不動産をローン担当者に伝えていない。

不動産の所有者が自分ではなく自分が所有する会社であっても、ローン会社はデータベースを使って探し当ててきます。もしも自分の所有する会社が不動産を所有していたら、必ずローン担当者にあらかじめ知らせましょう。

14 買おうとしてる不動産がコンドミニアム

コンドミニアムに対するローンにはいろいろと細かい決まりがあります。買おうとしてるユニットが本当にローンの対象になるのか、できればオファーを書く前に、最悪でもオファーが通った直後に必ず詳しく調べましょう。Please click the following link and read the rest of the article. 

15 ダウンペイメントを借金している

通常はダウンペイメントは自分自身のお金でなくてはなりません。住宅ローンの支払いを滞った場合、自分自身のお金も失うのでなければローンを返し続ける努力をしなくなる、とローン会社は考えるからです。(親戚などから貰うお金は自分のお金と見なされます。)自分自身の資産(株や401Kなど)を担保に借りるお金は自分のお金と見なされますが、事前にローン担当者とよく相談してください。

16 チャイルドサポートなどの定期的な支払いがある

離婚した場合などで、チャイルドサポートなどの支払いを毎月することになっている場合、ローン会社はその分を勘案して最大ローン額を決めています。このような定期的支払いがある場合は、必ず事前にローン担当者に知らせてください。

17.不動産を二つ同時に買おうとしている

多くのローン会社はローン対象になる不動産の最大数を4つとしています。5つの不動産に対してローンの支払いをすることは通常は出来ません。そのため、ごく稀に4つ目の不動産と5つ目の不動産を同時に買おうとする場合があるようですが、ローン会社はローン申し込みデータベースを調べていますので、見つかってしまいます。複数の不動産を同時に買おうとしている場合は、必ず事前に相談してください。

18 不正なお金の動きがある

ローン会社は何か不振なお金の動きを見つけた場合は、SAR(Suspicious Activity Report)という書式に基づいてFBIに報告する義務があります。ローン審査官はクレジットレポートだけを見ているわけではありません。ローン会社はマネーランドリーなどの不正な活動の一部だと思われるのを何が何でも避けようとしています。そのため出所の言えないお金が入ってきたりすると、見つかってしまう可能性が非常に高いのです。もしも不正なお金の動きが見つかるとローンが降りないだけではなく、もっと大きな問題になってしまうこともあります。

 

ローンがプリアプルーバルされたからと言って、まだまだ安心できないのが分かっていただけましたでしょうか? 少しでも関係ありそうなことは全てローン担当者に知らせておくのが大切です。

優秀なローン担当者は上記の事項をプリアプルーバルの前に全部確認しようとします。簡単に高い金額をアプルーブしてくれるローン担当者は要注意!逆に「何でこんな細かいプライベートなことまで聞くんだろう?」と思うようなローン担当者や、いろいろな質問をした挙句にアプルーブしてくれる額が他よりも低いようなローン担当者の方が、かえって正直で優秀な人が多いのではないかと思います。

(このコラムは私のブローカーDilbeck Real Estateのパートナー会社Wintrust Mortgageのシニアローンオフィッサー、Branda Montgomeryさん(携帯818-314-9069からご提供いただいた情報に基づいて書いています。)