南カリフォルニアで今年5月に売買が完了した住宅不動産は前年同月の45%減になりました。5月に取引が完了した物件は、コロナウィルスのための自宅待機が行われていた4月、あるいは3月末に契約に入った物件なので、取引量が減ることは予想されていました。

意外だったのは住宅価格の中間値が前年同月よりも 2.7%上昇したことです。この上昇率は3月、4月の上昇率に比べると小さいのですが、このパンデミックの中で価格にほとんど影響が出なかったのは、さすがカリフォルニアです。今は売り物件が比較的少なくなっているので、今後価格が下がる可能性は少ないと予想されています。 カウンティごとの5月の取引量、価格については以下をご覧ください。

County Sales volume compared to a year ago Median price compared to a year ago Median home price
Los Angeles – 49.5% +1.6% $620,000
Orange – 50.6% +4.2% $750,000
Riverside -43.7% +6.5% $415,000
San Bernardino -33.9% +6.7% $368,000
San Diego -40.7% +3.5% $590,000
Ventura -49.4% +1.7% $580,000