みなさん、この夏はいかがでしたか?

気温はまだまだ高いですが、子供たちも学校に戻り、気分はそろそろ秋ですね。

9月は新学期で忙しく、10月はハロウィーン、11月はサンクスギビング。のんびりしているとあっという間にクリスマスシーズンになだれ込んでしまいます。

「今年の抱負は住宅購入」という方も多いともいますが、ここで一つ本腰を入れていただければと思います。

 気になる不動産マーケット動向ですが、エージェントの間では「売り物件が少ない!」というのがまるで季節の挨拶のようになっています。エージェント二人がどこか出会うと、「いやー、バイヤーのお客様はたくさんいるんだけど、売るものが少なくって」「いやほんと、物件少ないですねー。どこにいってもマルティプルオファーですよ」(実際は英語)という会話がここしばらくは交わされています。

 私が住んでいるロサンゼルス市東北部では4ヶ月ぐらい前からはそれに加えて、「値段、上がってきてますよ、ね?」「そうですよね。私もそう感じます。」という会話が続いたものでした。テレビなどで「不動産マーケットは回復するかも」などという報道を聞くと、「するかもどころか、ものすごい勢いで回復しているよ」と思ったものですが、数値をみるとそんなに明らかでもないので、大声で宣言するのははばかられるような気分でいたのです。

  エージェントの感覚と、一般報道や統計値にギャップがあるのは、エスクローがクローズしないと販売価格が統計に反映しないし、集計に時間がかかるからですが、ここにきてやっと上昇基調が数字に反映され始めたようです。

 以下のDQニュースによるロサンゼルスタイムスの統計を見てください。

 

Los AngelesSelected Areas # of Sales June 2012 June 2011 Change
Westside

100

$1,125,500 $1,285,000 -12.41%
West LA

216

$671,250 $629,000 6.72%
Downtown LA/Central City

350

$510,000 $495,000 3.03%
South LA

405

$205,000 $199,000 3.02%
NorthEast LA

171

$275,000 $255,000 7.84%

http://dqnews.com/Charts/Monthly-Charts/CA-City-Charts/ZIPCAR.aspx

 これは住宅物件(コンドミニアムを含む)の販売価格を去年6月と今年6月で比べたものですが、マウントワシントン、イーグルロック、ハイランドパークが含まれる東北ロサンゼルスではなんと7.84%上昇!ロサンゼルス市全体では4.9%上昇しています。

 この数値を当てはめると、去年なら$425,000ぐらいだった物件が、今は$30,000程度高く売れている計算になります。これは非常に現場感覚に見合った数字だと思います。

 この後マーケットがどのように展開するかを確実に予測することは不可能ですが、多くの専門家が不動産マーケットのさらなる回復を予想しています。「こんなことなら2年前に買っておけばよかった」と思われるかもしれませんが、過去は過去。今は今ですよね:)

 いくら売り物件が少ないといっても、購入価格に見合ったエリアで、去年やおととしのものではない、現在の適正価格をオファーすれば物件の獲得はもちろん十分可能です。

 特定のZIPコードのマーケット情報にご興味がある方はレポートをお送りしますので御連絡ください。