ロサンゼルス住宅不動産の構造
ロサンゼルス=ハリウッドスター=超高級住宅、というイメージをお持ちの方も多いと思います。ロサンゼルスの豪華住宅は映画にもテレビにもよく登場するので、「きっとたくさんあるのだろう」ということは誰にでも想像つくのですが、「いったいどこにあるの」ということになるとなかな分かりにくいですね。超高級住宅は山の上にあったりして、人目にはつきません。「ウエストサイドに多いのは分かるけれど、他はどこ?」と聞かれると、長年ロサンゼルスに住んでいても知らない人も多いと思います。
そこでここではこれまで半年間に売れた戸建て住宅物件のデータから、超高級住宅の分布を見てみましょう。
以下は過去半年間に売れた6ミリオン以上の一戸建て住宅の分布です。Please click the following link to read the rest of the article.
約100軒ですが、ほとんどが沿岸部とサンタモニカ、ビバリーヒルズ、ベルエア、ビバリーヒルズ、ブレントウッド、パシフィックパリセイズといった地区に集中しています。ただ内陸部でもサンマリノ地区は大健闘。フットヒル地区、シエラマドレ、アルケディア北部の山沿いでもこのクラスの豪華住宅が売れていることが分かります。(Pomona付近でも一軒売れたことになっていますが、これは思った通りデータ入力ミスでした。)
価格帯を5~6ミリオンに下げてみました。
6ミリオン以上の場合と大体分布は同じですが、210/101フリーウエイ周辺にもちらほら売れた物件が出てきています。
さらに4~5ミリオンに下げてみました。
ここで登場するのが私のオフィスのあるラキャナダ地区。グレンデールの北、パサデナの西に家のマークが出てきています。ラキャナダには8ミリオンなどのリスティングもあるのですが、半年後とにコンスタントに売れる価格帯というと4ミリオン以下になるといっていいと思います。この価格帯だとアルケディア北部、サンマリノ地区だとコンスタントに物件が出ています。
さらに3-4ミリオンに下げました。この価格帯だと半年で200軒ぐらいが売れています。ウエストロサンゼルスではこの価格だと超高級住宅とは言えなくなってしまうかもしれませんが、ラキャナダ、フットヒルエリアでは5-6寝室、床面積が5000SQFTもあって、公園のような庭にプールがある・・・といった絵に描いたような豪邸が手に入ります。海には遠いですが、”コストパフォーマンス”という点ではフットヒル地区は豪邸購入にお勧めです!